死亡保障と医療保障は別々の保険に加入したほうが良い?
保険の保障内容を知っておくことは大事
保険会社はたくさんありますが、社名の変更や合併などを繰り返して、加入したときの保険がどの保険会社のものだったのかよくわからなくなる人も多いのではないでしょうか。
健康に毎日の生活を送っていると保険のことを考えることはあまりありませんが、現在、自分がどのような保険に入っているかを確認しておくことは大切です。
もちろん、保険の加入を考えているなら、どのような保障が必要かを把握しておくことが大切になります。
医療保障は古いままだと十分な保障が受けられない
保険は保険会社の移り変わりだけではなく、医療技術の変遷にも大きく影響されています。
これまでの保険の主流は死亡保険に医療特約を付けたタイプでした。
でも、現在は死亡保険とは別に医療保険を組むことが多くなりました。
以前の保険は5日以上の入院で、5日目の入院から保険金が支払われていました。
しかし、医療技術の進歩によって切開をせずに手術できるようになったため、入院日数が極端に短くなって5日以上入院することが少なくなりました。
入院日数が短くなって保険の支払いを受けられない人が増えてきました。
つまり、病気の内容は同じでも、医療技術の進歩によって保険が支払われなくなってしまったのです。
保険会社も医療の進歩に合わせて、現状に適応した保険商品を販売するようになりました。
しかし、以前から加入している保険のままだと5日以上入院しないと保険が支払われません。
現在、ほとんどの医療保障は入院時の保険金である入院日額給付金が1日目から支払われます。
医療保障は保険の適用条件を確認することが重要なポイントになります。
死亡保険と医療保険を別々に加入する理由
ただ死亡保険に医療特約を付けたタイプだと見直しを行うときに、死亡保険も解約しなければなりません。
そうすると、新しく加入する死亡保険も契約年齢が高くなるので、保険料が高くなってしまいます。
医療保障は医療技術の進歩によって必要な保障内容が変わってきます。
医療保障は技術の進歩に合わせて保険を見直さなければ、そのままの契約内容となり、十分な保障が受けられません。
死亡保険と医療保険が別々に契約する人が増えたのはこのような理由によるものです。