家族型保険はお得？特徴と知っておきたい注意点
増えてきた家族型保険
基本的に保険は個人に対する保障です。
しかし、最近は家族で加入する家族型保険も多くなりました。
保険会社によっては生命保険や医療保険などの家族型もあります。
でも、家族型保険に加入することは、お得なのでしょうか。
家族型の保険の特徴を確認しておきましょう。
家族型保険の特徴
家族型保険とは、主となる被保険者とその配偶者、子どもを被保険者として保障するものです。
ただし、保険金の金額は主となる被保険者と家族は同額ではなく、一定の割合で少なく設定されています。
つまり、一家の大黒柱である夫または妻が亡くなった時以外は、高額な保険金は必要ないと考えられているのです。
被保険者以外の家族の保障は、あくまでも経済的な援助に過ぎないということです。
これは誰もが納得する考え方だと思いますが、保険会社や商品によっても保険金の割合は異なっています。
もし同額の保険金を求めるならば、家族が個人個人で保険に加入する必要があります。
家族全員を保障して金銭的負担を少なくするのが、家族型保険の特徴です。
家族型保険に加入するときは家族全員の保障が十分なのかを確認することが重要なポイントです。
家族型保険の注意点
ただし、家族型保険で注意しなければならないことがあります。
主契約である夫または妻が死亡すると保険契約が消滅してしまうということです。
つまり、妻または夫と子どもの保障を継続しようと思ったら、別の保険に新規に加入しなければならないのです。
もし、そのときに妻または夫が高齢者となってしまっている場合、新規の保険の保険料が高くなって、加入が難しくなる可能性もあります。
また、すでに病気になっていて加入を断られるかもしれません。
家族型保険に加入を考えているのなら、保障期間は子どもが小さい時だけに限定して、子どもが独立したら個人で加入するように計画を立てておくべきでしょう。
あなたは家族型保険は見直しを考えておかないといけないので、面倒だと思ったかも知れません。
それでも、子どもにお金が掛かる時期に家族全員の保障が得られて、割安な保険料で加入できるのですから、家族型保険は無視できません。